財団の活動
研究の助成(第8期)
公益財団法人大隅基礎科学創成財団
第8期 研究助成公募要項
第8期の研究助成では、研究材料として酵母に限定した基礎科学(酵母)、及び酵母に限定しない基礎科学(一般)の研究助成を行います。異なる研究課題であっても同一申請者による重複申請はできません。
基礎科学(一般)は、基礎生物学研究とします。
公募要項は以下の通りです。
項目 | 内容 |
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研究助成の趣旨 | 近年、生命科学研究においてその成果の速やかな社会応用を求める風潮が強くなり、生命現象の深い解明そのものを目指す基礎研究をおこなう環境が厳しくなっています。そこで、生命科学研究において、先見性・独創性に優れた基礎研究で、国や公的機関による助成がなされにくいもの、任期切れ・定年などにより継続が困難となるものに研究助成を行います。 |
公募テーマ | 【基礎科学(一般)】 細胞・組織・個体の新しい生理現象の発見とその分子機構の解明、をテーマとする基礎研究を支援します。 |
【基礎科学(酵母)】 我が国における酵母研究は長い伝統をもち、分子細胞生物学のモデル生物として多くの生理現象の分子レベルでの原理解明に多大な貢献をし、国際的にも評価される研究が続けられてきました。同時に酵母は、発酵や醸造など、人類が有史以来利用してきた微生物でもありますが、大学と酵母関連企業の研究者の連携も近年やや希薄になってきていることも大きな問題点となっており、酵母の研究の底上げの必要性は極めて高いと考えられます。このような状況に鑑み、酵母野生株で見いだした新しい生理現象、あるいは変異株や薬剤・化合物存在下に見いだした酵母野生株の生理現象に還元できる新しい現象の発見、もしくはこれまであまり研究の対象とされてこなかった生理現象、およびこれらの分子機構の解明等、人類と深い関わりのある酵母を対象としたこの生物種ならではの基礎研究をテーマとして支援します |
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研究助成金 | 【基礎科学(一般)】
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【基礎科学(酵母)】
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採択後、調整の上、年度ごとの助成額を最終決定します。研究助成期間中、年度ごとの予算計画に従い、研究活動を推進していただきます。助成金は年度ごとに支払います。 ※なお、この助成金からの間接経費等の支出は想定しておりません。 本助成採択の後に、申請内容が同一あるいは重複のある大型予算を得た場合は、1年度の予算の減額や2年度の辞退などをお願いすることがあります。 |
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研究助成期間 | 2024年11月~2026年10月末までの原則2年間 |
応募資格 |
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応募期間 | 2024年5月7日(火)~6月30日(日)(期日厳守) |
応募方法 | 当財団のホームページから申請書のWordファイルをダウンロードし、所定の事項を記入しPDFファイルにしたもの、及び所属機関長の承諾書(PDFファイルにしたもの)をアップロードしてください。 申請書の記入欄は適宜増減可能ですが、全体を7ページ以内としてください。 |
選考方法 | 当財団の選考委員会において、財団所定の応募書類の書面審査、及び必要な場合は、書面審査で選ばれた候補者への面接審査により行います。応募書類(申請書及び所属機関長の承諾書)は個人情報保護法を順守し、本選考以外には使用しません。尚、応募書類は返却いたしませんので、予めご了承ください。 |
選考結果通知 | 2024年10月末日までに採否を申請者に通知する予定です。採否の理由に関してのお問い合わせには応じかねますのでご了承ください。 尚、虚偽の申請が判明した場合、採択の取り消し、助成金の返還を求める場合があります。 |
助成金交付 | 2024年11月より交付します。 |
贈呈式への出席 | 研究助成贈呈式に出席をお願いします。 |
研究代表者(フェロー)の顕彰・創発セミナー参加他 | 【基礎科学(酵母)のみ】 研究助成贈呈式において、研究助成をする研究代表者に、「大隅基礎科学創成財団 酵母コンソーシアムフェロー(以下 フェロー)」の称号を付与する予定です。フェローには、基礎科学としての酵母研究を推進するのみならず、酵母に関する企業研究者との勉強・交流会である創発セミナーへの参加等、アウトリーチ活動を行い、基礎科学の発展と普及に貢献していただきます。また、本財団酵母コンソーシアム構成員にアカデミアのもつ情報や技術を教示していただくことがあります。 |
報告の義務 |
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申請書類送付先及び問合せ先 | 申請書類 1) 申請書1式(PDFファイル) 2) 所属機関長(部局長で結構です)の承諾書(PDFファイル) 〒226-8503 |