財団の活動
研究の助成(第2期)
公益財団法人 大隅基礎科学創成財団
第2期(2018年度)研究助成 選考結果について
大隅基礎科学創成財団では、2018年度から、酵母の基礎研究に加えて一般生物学研究の助成を開始しました。新しい生理現象の発見とその分子機構の解明を目的とした基礎研究を公募し、2018年9月3日~10月15日の公募期間に全国の研究者から受け付けた申請について、本財団の選考委員による厳正な審査を行って助成候補を選定し、理事会の承認の後、助成対象を以下のように、基礎科学(一般)9件、基礎科学(酵母)3件に決定しました。
今年度決定した助成金額の合計は、基礎研究(酵母)1,200万円、基礎研究(一般)5,250万円となりました。
基礎科学(一般) 9件
(氏名五十音順)
※横スクロールで閲覧ください。
氏名 | 所属 | 研究課題 |
---|---|---|
上田 洋司 | 藤田医科大学 総合医科学研究所 | エクソソームへのタンパク質輸送を担う新規翻訳後修飾因子Ubiquitin-like protein 3 (UBL3)による翻訳後修飾機構の解明 |
伊原 伸治 | 有明工業高等専門学校 | すべての基底膜タンパク質の細胞外局在のライブ観察とその局在決定機構の解明 |
今村 壮輔 | 東京工業大学 科学技術創成研究院 化学生命科学研究所 | 葉緑体とミトコンドリアを結ぶシグナル伝達系の解明 |
小田 裕香子 | 京都大学 ウイルス・再生医科学研究所 | 生体内でタイトジャンクション形成を制御する仕組みの解明 |
佐藤 敦子 | お茶の水女子大学 基幹研究院 | 母性mRNAの由来の全貌と、その遺伝の解明 |
白川 一 | 奈良先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科 | 植物異形細胞における葉緑体分化抑制の分子メカニズムと生理的意義の解明 |
竹下 典男 | 筑波大学 生命環境系 | 糸状菌における菌糸生長の屈性の分子機構 |
若林 憲一 | 東京工業大学 科学技術創成研究院 化学生命科学研究所 | ボルボックス目緑藻の多細胞化・光行動・光防御能の連関 |
和田 正三 | 首都大学東京 理学研究科 | 葉緑体アクチン繊維による葉緑体運動機構の解明 |
基礎科学(酵母) 3件
(氏名五十音順)
※横スクロールで閲覧ください。
氏名 | 所属 | 研究課題 |
---|---|---|
小田 有沙 | 東京大学 総合文化研究科 | 細胞間コミュニケーションを介した多細胞応答としての飢餓ストレス耐性の獲得 |
加納 純子 | 大阪大学 蛋白質研究所 | サブテロメア機能構築原理の解明 |
水沼 正樹 | 広島大学大学院 先端物質科学研究科 | 代謝が関与する寿命延長機構の解明 |