ごあいさつ

私は図らずも昨年度ノーベル生理学医学賞を受賞致しました。以来、海外も含めて沢山の様々な方々から祝意と励ましをいただきました。特に、基礎科学に対してこれまでになく多くの人の関心が寄せられていることは私自身の大きな励みとなっています。

一方、日本人の受賞が相次いでいることに浮かれてばかりはいられない状況が今の日本にはあります。端的に言えば今後も日本人の受賞がこのまま続くかというと、はなはだ心許ない状況にあります。最近このままでは急速に日本の研究力が低下していくことが客観的にも明らかになってきています。

私は日本の基礎科学並びに大学に対する支援が必要であることを訴えて参りました。
このたびの受賞を機に、基礎科学振興への期待を単なる一過性のものに終わらせず、継続性のあるシステムの構築を目指すことを願い、多くの方々のご協力をお願いする決意を致しました。

大隅 良典

大隅 良典

東京工業大学 栄誉教授
ノーベル生理学・医学賞2016受賞 分子細胞生物学者

◆受賞歴

平成17年6月
藤原賞
平成18年7月
日本学士院賞
平成19年9月
日本植物学会学術賞
平成21年1月
朝日賞
平成24年11月
京都賞 基礎科学部門
平成25年9月
トムソンロイター引用栄誉賞
平成27年4月
日本内分泌学会マイスター賞
平成27年10月
Canada Gairdner International Award in Life Science
平成27年11月
文化功労者
平成27年11月
慶應医学賞
平成27年11月
Shizhang Bei Award
平成27年12月
国際生物学賞
平成28年4月
Rosenstiel Award for Distinguished Work in Basic Medical Research
平成28年4月
Wiley Prize in Biomedical Science
平成28年9月
Paul Janssen Award
平成28年11月
文化勲章
平成28年12月
Breakthrough Prize in Life Science
平成28年12月
Nobel Prize in Physiology or Medicine
平成29年9月
日本植物学会賞大賞